2009/11/05

ラグジュアリー

東京都現代美術館に、「ラグジュアリー:ファッションの欲望」を見に行く。
17世紀から現代までのファッションが、
「ラグジュアリー」を切り口に、4つのテーマにわけて構成されている。
1つめのテーマは、「着飾ると いうことは自分の力を示すこと」。
金糸や銀糸を使い、細かく細かくデコレーションされたお洋服は、
本当にきらびやか。手間と時間がかかっているだろうことが容易に想像できる。
それにしても、昔の人って、肩幅が狭い!ウエストが細い!!
それから、2つめのテーマは、 「削ぎ落とすことは飾ること」。
豪美なファッションから、シンプルで機能性のあるお洋服への移り変わりが展示される。
バレンシアガとか、シャネルとか、本当に素敵。
3つめのテーマは「冒険する精神」。川久保玲の作品がたくさん紹介される。
そして、4つめのテーマは、「ひとつだけの服」。
リサイクル志向、ハンドメイドといった現在のラグジュアリーさに結びつく
メゾン・マルタン・マルジェラの一点ものがそろっている。
お洋服の制作時間などが一緒に表示されていて楽しい。
それにしても、人はいつの時代もファッションに貪欲だったんだなぁ。
2010年1月17日まで。ぜひ。

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2009/10/19

相田みつを美術館

有楽町にある相田みつを美術館へ。
iPhoneやiTouchを使って館内を案内してくれるサービスが、明日からスタートする。
展示室に入ると、自動に位置を検知して、それぞれの詩に関する情報が、画面に
表示される。そうそう、百合は、人の目にふれない山奥でも、美しく咲き誇っている。
それにしても、相田みつをさんの詩を読むのは、10年ぶりくらい。
というのも、そのころ秘書をしていて、担当していた役員の携帯電話に、毎朝、
相田さんの詩が届くDamono13ようになっていて、
それを日々読み上げるのが、恒例となっていたのだ。
あの頃に戻るのは嫌だけど、懐かしいな。
iPhone欲しくなっちゃったな。

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2009/10/05

新根津美術館

7日にリニューアルオープンする根津美術館の内覧会へ。Dsc03764 Nezurobi     Nezukyuukei              設計を担当されたのは、Tiffany銀座店やサントリー美術館を手がけた隈研吾さん。
なんと、6年もの歳月をかけ、各地の美術館をまわっては、ここはこ―だね、あ―だね、
と話し合い、関係者の方々と綿密な打合せを重ね、完成したんだそうだ。
光溢れる気持ちの良い空間であるだけでなく、空調や照明など、最新の設備投資を
することで、美術品の鑑賞にも保存にも適しているような配慮がされている。
そして、外観も内観も素敵だが、なんと言っても素晴らしかったNezuniwa1のは、お庭だ。
隈さんもスNezuniwa2ピーチの際に、
「表参道は、ファッション
ストリートの裏に森が
あることが、街に深みを
与えていると思う。」と
おっしゃっていた。
確かに、
明治神宮の森と、
根津の森は緑豊かで、
あくせくした都会の喧騒を
忘れさせる雄大さがある。
ほんのりと色づき始めた葉々を見て、
秋深い季節への期待感が増す。
今回のリニューアルで、お庭も歩きやすく整えられているので、
ゆったりとお散歩を楽しむことができる。
さらに、緑の森のど真ん中に、ぽ――んと投げ出されたような感覚にひたることができる「NEZUCAFE」もおすすめ。BGMが一切流れていないので、鳥のさえずりや、木Nezukafe々が
ゆれる音が、心地よく響く 。エアコンはついているの?
と質問していた人がいたが、ちゃんとついているそうだ。
そして、開館から1年の間は、
「新館記念特別展」が8回にわたって開催される予定。
第一部は、「新・根津美術館展 国宝那智龍図と
自然の造形」で、11月8日まで。

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2009/10/02

シアターブラッツ

新宿のTHEATER BRATSで、
布施博さんの舞台「昨日の向こう側、明日の隣」を観る。
ミニマムなステージ。1時間20分の間に、
ぎゅぎゅっと人間の温かい気持ちが詰め込まれていた。
この週末、3日と4日もやっているそう。
台風の動きが気になるけど、当日券は3000円。
そして、新宿に行ったら韓国料理でしょう。
19時半からの観劇で、ずーーっとお腹がなっていた私、
一緒に舞台を観に行った183センチ男子の坂口さんと、
170センチ女子の有馬さんと3人でもりもり、もりもり、もりもり食べる。
ちなみに私は169センチ女子。
しかし、なんで、大きい人って、集まるのかしらん。
がぶがぶがぶがぶ、2リットルのマッコリも完飲。

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2009/09/30

新山種美術館

2明日オープンする新「山種美術館」のプレス内覧会へ。
日本初の日本画専門の美術館として、
1966年に日本橋兜町にオープンしたが、
このたび、2倍の展示スペースで広尾に開館する。
入り口には、加山又造の陶板壁画が常設されていて、
厳かだ。新美術館開館記念特別展は、
「速水御舟−日本画への挑戦ー」。
国の重要文化財となっている「炎舞」や「名樹散椿」は
もちろん、140点もの作品を一挙に見ることができる。
「炎舞」は31歳の時に描いたもので、3ヶ月もの間、
軽井沢にこもって、毎晩たき火を観察したそうだ。
画家自身が、この炎の色は2度と出せない色だ、とする作品だと説明があった。
私は、桜の木を描いたシリーズが好きだ。
「画の構成は、事実を土台とすべきで、
事実を度外視した構成は無力に近い」と、1_2
細かーーく隅々まで観察されているものの、
大胆にデフォルメされた部分もある。
そのデフォルメがとても楽しかったり、艶かしかったり、
華々しかったり、猛々しかったり。
何よりも尊敬するのは、描くことに対する探究心を
忘れることなく、40歳で亡くなるまで、意欲的に吸収し、
地道に研究していたことである。
まさに、日本画への挑戦。
もう1度ゆっくり時間をかけて見に行きたい。

自分メモ:発想は自由だ。ただ、そこに説得力を持たせるために、本質をつかめ。1

 

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2009/08/23

風鈴

小学生の自由研究のような1日。
江戸川Photo区にある「篠原風鈴本舗」のファン感謝デーに参加して、風鈴を作らせてもらう。
1個1,000円。たくさんの親子連れで大盛況!
夏の終わりになぜ風鈴!?と思うかもしれないけど、Photo_12
先日、
ランドスケープデザイナーの
団塚栄喜さんに
お話を伺ったとき、
「夏の風と秋の風は違うから、風鈴は、
秋も冬もそのままつるしておいたら楽しいと思います。」と
おっしゃっていたし、「風鈴の音で、蟻が逃げるんですよ――。」
なんてプチ情報も教えてくださった。だから、8月過ぎまで風鈴を飾っていても、
決して、しまい忘れているわけではなく、季節ごとの風を感じているわけで、
風流、風流
Photo_2 Photo_3 Photo_4 まず、溶けたガラスを、1円玉くらいの大きさにまきとってもらい、
ぷぅぅ――っと息を吹き込む。
もっともっと!もっともっと!と声がかかり、お腹にぐっと力を入れて吹く。
糸を通す穴をあけてもらい、もう1度、釜の中で熱してから、さらに吹く。
釜の温度は1300度以上あるそうで、とにかく暑い。
ひとつ吹くのも暑いのに、これをいくつも続けるのは、本当に重労働だ。
きれいなまん丸にするのにも、大変な技術が必要で、
なんだか歪んで膨らんだガラスが冷えるまで、しばし待つ。
で、15分後、冷めたものを手渡され、苦笑い。
元水泳部の肺活量が本領発揮されたのか、私のだけ、デカイ。
一緒に行った友人の愛ちゃんと、ミホちゃんが吹いたガラスの2倍はある。
Photo_5 Photo_7 Photo_8

なんか、かわいい女子力の差を見せ付けられた気がしたが、気を取り直して絵付け。
内側に、色を塗っていくのだが、これが、意外と難しくて、細かい作業ができない。
7月末に、曇ってしまって残念ながら見えなかったみずがめ座流星群をイメージしようと思ったのだが、いくつも星を描くのは無理だと早々に諦め、夜空だと言い張ってとにかく青く塗りつぶす。というわけで、繊細さに欠けた私の作品は、あっと言う間に完成。
フルーツたくさんの風鈴は、産直王国の店長らしい、愛ちゃんの作品。
ミホちゃんのは、いくつもの細い線が折り重なる波を描いた丁寧なものだった。
ふむ、こういうものは、本当に性格が出ておもしろい。Photo_10
それから、ふたりと別れて麻布十番祭りへ。
カキ氷を売る柴田玲さんに合流し、桂亭のお店番をしてる
鍼灸師のいとちゃんから焼きそばを買って、夕ご飯。
皆に風鈴を自慢し、9月にまた作りに行く約束をする。
あと、夏のミッションは何だっけ?
花火大会、ダイエット、恋、ボルト・・・まだ結構あるな・・・。

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2009/08/16

夏の怪談

今日は浴衣。暑い日に、堂々とノーブラで歩けるなんて、最高!
向かったのは、マンDsc03428_2ダリン オリエンタル東京。
「日本橋納涼怪談 2009」に参加する。
怪談を語らせたら日本一だという人間国宝の講談師、
一龍齋貞水さんによる、立体怪談が開催されたのだが、
立体怪談というのは、お話に合わせて、舞台に火の玉が
飛んだり、おどろおどろしい音が出たり、照明で竹やぶや
雪が表現されたりという演出がほどこされたもの。
人間国宝の方の技を鑑賞するのは初体験でちょっと緊張したのだけど、
つるんとした頭でにこやかにステージに現れた一龍齋さんは、
「もてるんですよ――、私は講談師(好男子)ですし。」などと言っては笑わせてくれ、
あっと言う間にお話にひきこまれていく。
艶やかなお声をさまざまに変化させながらの四谷怪談。
元来、日本の幽霊というのは、悪いことをした人にしか見えないものだったそうだ。
怪談は、絵空事ではなく、欲や嫉妬が発端になった身近な人間関係の間で起こる
出来事を描く。人間が人間を語って、語る方も聞く方も、身につまされるお話なのだ。
そして、ほとんどの人にそういった邪心は存在するから、
聞いていて本当に怖くなるのである。
一龍齋貞水さんのお話を聞けたのは、本当に貴重な体験となった。
夕食は、素晴らしかったね!と、一緒に立体怪談を愉しんだ放送作家の基太村さんと、
All About東京でガイドをしている藤丸さんと感想を共有しながらしゃぶしゃKaidan_2ぶ。
お肉もりもり、野菜もりもり。
〆のうどんはおかわりして、デザートは梨。
お腹いっぱい美味しく食べて、ふと気づく。
食欲をむき出しにしてしまった・・・!!!
そして、帰り道、だれ彼ともなく歩く。
ひたすら歩いて、日本橋から銀座に到着。
きっと、ミンナ、ホントに怖かったんだ・・・。

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2008/10/02

恋して働く女の気持ち

デビュー30周年を迎えられた竹内まりやさんの歌と、直木賞作家・唯川恵さんの小説を組み合わせて作られたミュージカル「竹内まりやソングミュージカル 本気でオンリーユー」を見に行く。PARCO劇場にて。会場に着くと、当日券を求めてたくさんの人が列を作っている。すごい人気。先日、私が担当している番組宛に、竹内まりやさんがコメントを届けてくださったのだけど、「感動してむせび泣いた。」とおっしゃっていた。私の期待度も高まる。舞台では、松浦亜弥さんやマルシアさんが、現代女子たちが恋や仕事に励み、そして悩む姿を歌い、演じる。あやや、歌がうまい。しかも、かわいい。くるくると大きな瞳が動き、表情がころころとかわる。きゅん。かわいい。オヤジのような目で見てしまう。ホントにかわいい。そして、やはり何と言っても心に響くのは、竹内まりやさんの曲の数々。昨日、デビュー30周年を記念するコンプリート・ベストアルバム「Expressions」がリリースになったけど、本当に気持ちに沿う曲ばかり。とても図々しいけれど、もしかして、私のことを歌ってくださっているのでは?なんて錯覚に陥ってしまうような。勇気づけられたり、共感したり、憧れたり。そんなこんなであっという間に時間は過ぎて、最後は拍手拍手拍手。キャストの方々は何度も何度もにこやかにステージに登場し、笑顔でありがとうございました!と深々頭をさげる。どうすれば、仕事にも恋にも満足できるのかなぁ。欲深いつもりはないのだけどなぁ。今のところ、恋は後回しで働く女子の気持ち、ちと複雑。でもまずは、カラオケ、行くだな。そ―いえば、「Expressions」の初回版に、カラオケついてたし。ちなみに、ミュージカルの公演は、今週末5日まで。

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2008/09/14

GEISAI#11

お台場Photo_4の国際展示場で開催されていたGEISAI#11へ。村上隆さんが主催するアートのお祭り。2年ぶり、11回目の開催。前回#10の時は、前夜祭の生放送をやったり、取材をしたり、色々お手伝いさせていただいてた。当時、「GEISAIはこれが最後だから!」と村上さんはおっしゃっていただけれど、再開は嬉しいニュース。#11をまだ準備をしていたころに、今回は何がすごいのかと聞いたら「LEDがLEDが・・・LEDがすごいんだよ!世界のLED界を賑せてるんですよ。」なんておっしゃって、なんのこっちゃ?と思っていただけど、ホントにすごかった。会場に足を踏み入れたとたん、目に飛び込んできた巨大LED。大迫力。しかも今回は、1200もの出展があったそうで、会場の隅から隅まで、アーティストたちの熱気で満たされていた。その規模の大きさには本当に驚かされた。村上さんのことは今までも尊敬していたけれど、この圧倒的なエネルギーに、また新たな尊敬の念が湧いてきて、この気持ちは絶対に伝えなくちゃ、と駆り立てられる。だって、表現を続けていくことは、能動であっても受動であってもとても難しいことだと思う。アートって、なんでもかんでも共有できるものじゃなくて、当然、好きなものも苦手なものもある。(まぁそれは音楽とか映画とかも似ているけど。)だけど、どのアーティストもとても真剣だから、ひとつひとつ向き合うと、とても疲れてしまう。量が多いと、余計に。もちろん、自分の表現を信じて、突き抜けていく情熱に触れることは、とても刺激になるけれど。続けることは難しい。理解されると限らないことは、なおさら。だからこそ、表現する場を作り続け、提供し続けている村上さんは、本当に素晴らしいと思うのだ。#12は、来年ですって。今日ちらっとお目にかかった村上さんは、「ぐっとお腹に力を入れている。」と、言っていたなぁ。ぐっと、ね。でも、ぐっとしてなかったから、私、今日は、脱力。

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2008/08/22

BBQと怪談

ここ最近、大至急なペースで、夏の思い出作りをしている気がする。
楽しいこと、やっとかなきゃ、やっとかなきゃって。
今夜は、朝霞台にあるアーティストの村上隆さんの事務所カイカイキキで、BBQ大会!
たくさんの個性的なアーティストを抱える村上さんだが、BBQも、もちろん一筋縄では
いかない。なぜか、野外に用意された巨大スクリーンでは、延々、稲川淳二さんの
会談DVDが流れていて、カイカイキキのスタッフの方々、最高におもしろ――い、と
画面に釘付け状態。そのすぐそばでは、スイカ割りも行われていたり、シャボン玉を
していたり、おのおの好きなことをして楽しんでいる。いや――不思議な光景。私は、
TOKYO FMで放送中の番組「村上隆のエフエム芸術道場」のディレクター武藤ちゃんと
一緒に、これまた何故かテーブルの上にどどん、と置かれた炊飯器から勝手にご飯を
いただき、炭火で焼かれた高級肉とキムチをひたすら食べる。村上さんは、23時
入りの予定だったが、結局最終的にBBQ会場に現れたのは、深夜をまわっていて、
多忙ぶりを目の当たりにした気がする。9月14日(日)には、東京ビッグサイトにて、
アートの祭典、GEISAI#11が開催されるので、今はとっても忙しい様子。でも、
しばらくぶりにお目にかかった村上さんはお元気そうで何より。今年、NYで個展を
開いたり、本を出したり、飛躍的に成長した佐藤玲ちゃんとも久しぶりに会えて、
嬉しかったなぁ。玲ちゃんは、8月24日(日)の「情熱大陸」に出演するそうなので、
こちらも、ぜひ!注目のアーティスト、デス!でも、なんか、この自由過ぎる時間が
ちょっとつかれたな。

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