器
最近お気に入りのお椀があって、それに似合う料理を作るのが楽しい。石川県で取材させていただいた、漆塗りのお椀の木地を作ってらっしゃる中嶋武仁さんが作ってくださったものだ。素材は檜で、表面には木目を浮き出させる加工がしてありとても美しい。昨日は菜花のおひたしを、今日は具たくさんの豚汁を、中嶋さんのお椀でいただいた。神楽坂で買った後藤義国さんの食器も大切に使って
いるし、石垣島で買った八重山諸島に釜を持つ陶芸作家さんが作ったご飯茶碗も気に入っている。それぞれの器に、出会った時の思い出があり、食卓に並べると、湯気とともに蘇って今日をまた大切な時間に変えてゆく。これからも、出かけた先々で、素敵な器との出会いがあれば良いなぁと思う。料理の腕も磨かなくちゃだけど。
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