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2009/06/30

六本木農園

「六本木農園」へ。なんじゃ!?であるが、6月22日にOPENしたばかりのレストラン。
なんでも、農家のこせがれネットワークという、
「東京で暮らしながら実家の農業を応援しよう!」をコンセプトに、
日本の農業に革新をもたらそうとしているプロジェクトが中心になっているそうで、
実家は農家だけど、東京で仕事をしている”こせがれ”さんたちが、
各々の実家の食材の美味しさだったり、農業の楽しさや大切さだったりを
表現していく実験的レストランなのだ。お料理をプロデュースするシェフも、
バーデンダーの方も、皆み―んなご実家が農家なんですって。
今夜は、3,500円のコースをいただく。
090630_19140001 090630_19510002 090630_20290001 最初の一皿は、茹でても蒸してもいない、生のとうもろこし。これは、友人の愛ちゃんが
プロデュースしている甘々娘、という品種。本当に甘い。こんな欠片じゃなくて、
1本丸ごと味わったら、感動的だろうなぁというお味。それに、きゅうりにお味噌。
そして、ゴーヤとりんごのジュース。これ、かなりツワモノ。にがっっっ!!!
口に含んだ瞬間に、ぐわっっと眉間にしわが寄ってしまう感じ。
その後、茄子とズッキーニの南蛮漬けや、シンプルな蒸し野菜などいろいろ出てきて、
メインは三元豚としょうがのお鍋。トマトがぷかぷか浮いていて、かわいらしいけど
食べる時に注意。がぶっとかみ締めると、じゅっと熱っくなった種が出てきてキケン。
お肉は旨みがぎゅぎゅっとしていて、もやしは火を通してもしゃきしゃき元気一杯。
お食事は土鍋で炊かれたご飯と、ゆったり味わいたい地味深いお味噌汁。
そして、野菜のゼリーとルイボスティーで〆。デザートはフルーツが良かったかも・・・
六本木農園」、おもしろいのでぜひ1度!

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2009/06/28

FUN RUN!FUN SYDNEY!

何かに感動を覚えるとき、そこにはいつだって、人が介在している。
人そのものに憧れることもあるし、人が作り出したものに心動かされることもあるし、
人の残した言葉に涙することもある。
本日、TOKYO FMで、19時から19時55分まで、
「FUN RUN!FUN SYDNEY!」を放送!
Qの秋9月20日に開催されるシドニーマラソンの魅力をたっぷりお届けしますが、
じっくりお話を伺ったのは、
2000年のシドニーオリンピックで、シドニーの街を
誰よりも速く駆け抜けた高橋尚子さん。
走る姿がゴール目指して直向きで美しいように、
選び出される言葉も、実直で純粋で、
本当に元気をくれマス!
お時間のある方は、ぜひ聴いてクダサイ。

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2009/06/25

マルシェ!

Photo_2銀座シャネルビルのテラスに、マルシェがOPEN!
シャネルマークと、はためく大漁旗。
なんともミスマッチのようだけど、実は理に適っている。
アラン・デュカスの料理を支える日本の生産者たちが、
自慢の食材を持って、一同に集ったというわけ。
なんでも、パリのPLAZA ATHENEEで同様のマルシェを
開催したところ、大好評で、日本でもぜひ!という
運びになったそう。岩手の短角牛、北海道のアスパラ、
ワインやチーズにきのこ、ハーブたちのブースもあって、
それぞれ立ち止まっては試食をさせていただき、
説明を聞いていく。驚いたのは、黄身が白い卵。
ということは、黄身とは呼べないのかな・・・と疑問だが、
この黄身の部分は、鶏が食べるものによって変わるそうで、白っぽい卵を産む
鶏たちは、お米を食べているとのこと。とっても健康で、すくすく育っているんだそう。
ベージュ東京のキッチンから試食用のスクランブルエッグがやってきて、
早速いただくと、つるんと喉を通っていくなめらかさ。とてもあっさりしている。
青森からやってきた生産者のおじさま方も、「こりゃ、うめぇなぁ。」と大喜び。
Photo_3 Photo_4 Photo_5 アスパラはシンプルにバター焼き。しゃきしゃき感がたまらない!!
それから、魚介類もたっぷり。ほたての仲間のヒオウギ貝は、さまざまな色が美しく、
これは、人工的につけたのではなく、貝それぞれの個性なんだそう。
それから、30種類もずらっと並んだトマト!
Photo_6 Photo_7 Photo_8 色とりどり、形も大きさもばらばらで、とても楽しい。何種類かお味見させていただくと、
今年5月末から市場に出始めたという、オレンジ色のトマトがまるでフルーツのように
甘くて美味しい。オレンジエッグ、という名前。
帰り際、青森にある大西ハーブ農園の元気一杯香り高いミントをお土産にいただく。
収録、打ち合わせ、会食を経て深夜2時過ぎに帰宅して、ゆったりハーブティー。
Photo_9 Photo_10 Photo_11

沸騰したお湯に、ミントをどっさり。
生命力の強いミントは、水にさしておけば根がはえてくる、というので、試してみる。
眺めながら黄金のミントティーを飲めば、つかれて穴ぼこだらけになった
カスカスの心と体に、新たな命を注ぎこまれた感覚。
どこのマルシェも活気があるのは、そこに命があるから、なんだ。

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2009/06/22

食器いろいろ

ほうれん草と、人参と、もやしで作った3色のナムルを盛りたい!!
目に入った瞬間にそう思ったお皿がある。
欲しい!!
その直後に、物欲がぐわぐわぐわぁぁっっと沸いてくる。
おととい、神楽坂にある「galerie La Ronde d'Argile」でのこと。
後藤義国さんという益子の陶芸家さんが手がけたもので、アイボリー色の粉引きの
和陶が映えるお料理が、次から次に浮かんできて、しばし陶器に釘付けになった。
でも、その日はたくさん歩くことがわかっていたし、
明日もまだ欲しかったら買いに来よう、と後ろ髪をひかれつつも、我慢。
私はとにかく食器が好きで、ついつい買ってしまう癖があるのだ。
思いおこせば子供の頃、台所でお手伝いする私に、母はたびたび
お料理を盛るお皿を指定した。「その煮物はあの青い模様のついた鉢に入れて。
サラダは白いNarumiのボウルに入れてちょうだい」ってな感じに。
そのやり取りが大好きで、いつしか自分でお皿を選ぶようになる。
「それはちょっと小さいんじゃない?」とか、「う――ん、あっちの四角い大皿の方が
良いかな。」とか、母は色々言うのだけど、「それでいいよ!」と言われると、
なんだかとても嬉しかったのを覚えている。三つ子の魂百まで。
3月に取材で行ったフィレンツェでも、サラダボウルだの、
エスプレッソカップだのたくさん買い込み、スーツケースは超ヘビー!
空港のチェックインで、危うく42ユーロの超過料金をとられそうになった。
そういうわけで、食器はいっぱい持ってるんだけど、週末の間中、
あの乳白色の陶器のことが気になって頭から離れなかった。
お魚はもちろんだけど、だし巻き卵なんかもいいんじゃないかしら。
フルーツを美しく並べても素敵よね。なにより、想像力をかき立てられる食器って、
素晴らしいとわよ・・・と、買い物熱はぎゅんぎゅんにあがり、
本日、仕事終わりに大急ぎ。ギャラリーの閉店ぎりぎりに、購入する。
うふ。京都とか、鎌倉をゆっくりお散歩しながら、素敵な豆皿を探したいなぁ。
後藤さんの陶器を抱えて帰宅しながら、うきうきとそんなことを思う。
でもって、今日の献立は、もちろん!3色ナムル。
ナムルと言っても、韓国風じゃなくて、ほうれん草はおひたしにして、
人参はオリーブDsc03079_2 オイルとバルサミコでざっくり味付け、もやしは胡麻和え。
それから、焼き鮭、セロリのサラダ、トマトのサラダ、
めかぶ納豆、博多海老平の美味しいめんたいこ、ご飯。
でも、ひとり暮らしだから、たくさん残ってしまい、
明日の朝ご飯も、ほぼ同じメニューなのが、とほほ。
しかも、ここのところ上手に抑えていた食器愛が
再燃してしまったのも、ちょっとコワイ。

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2009/06/20

週末世界旅行

090620_15460001晴れの土曜日。
どでっかい五十番の肉まん片手に、ぷ――らぷら。
「散歩でめぐる 一日世界旅行 in 神楽坂」を楽しむ。
このイベントは、6月期間限定で、神楽坂にこまごまと
点在する雑貨屋さんや、カフェやギャラリーなど
16店舗が、それぞれ色んな国を表現するというもの。
面白いのは、各店に小さな国旗シールが置いてあり、
それを、イベント用のパスポートに描かれた白地図に
ぺたぺたとはりつけ、世界旅行気分を味わえること。
東西線の神楽坂駅矢来口を出て、てくてく。
お店をゆっくりまわりながら、JR飯田橋へと下っていく。
毘沙門天の面した神楽坂通りを歩くことはあっても、なかなか路地の奥にまで
入ることはなかったので、知らなかったお店がたくさんあって興味深い。
どのお店もとってもかわいらしくて散財してしまいそうになるのをぐっと我慢。
財布のひもをぎゅぎゅっっとしばり、090620_14550001090620_14440001_2090620_15200001_214時から17時くらいまでかかって、
日本、台湾、フィリピン、バリ、フィンランド、ドイツ、フランス、イタリア、ブラジル、
メキシコの11店をまわる。街のことを知れるだけではなく、お店の方々や、
パスポートを持って歩く見知らぬ方々と会話が生まれるのもまた素敵。
ドイツの旗って、黒が上ですか?オレンジが上ですか?みたいな・・・。
女性同士で賑やかだったり、ご夫婦でゆったりと全店舗を制覇されていたり、
はたまた足早に男性ひとりでまわっていたりと、楽しみ方も自由気まま。
多くのお店が、明日、21日までをイベント開催期間としているので、
まだ明日のご予定が決まっていない方はぜひ!歩きやすい靴で、ね。

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2009/06/18

初夏の味

やっぱDsc03061り、花でも食べ物でも、季節ごとに盛りの時期を楽しめると嬉しい。
菖蒲が終われば紫陽花が美しく、
苺が終われば葡萄が美味である。
欲は尽きないなぁ。今日は、スーパーに並び始めた
谷中生姜を買ってきて、食べる。参考にしたのは、
スタイリスト青木貴子さんのレシピ本「友だちを
呼ぶ日のごはん、わたしのごはんDsc03063_2」。
谷中生姜に豚バラ肉をくるっとまいて、塩こしょうして、オーブンで焼くだけの
簡単メニュー。冷蔵庫に残った冷え冷えのシャンパンと
一緒にいただけば、今日の仕事のつかれも吹き飛ぶ。

こないだ「広尾の空」で食べたヤングコーンの塩茹でも
最高だったな。髭まで甘く美味しくて、余すところがない。
こういうのをいただくと、シンプルに、とことんシンプルに
生きたいと思う。和食器の勉強もしよう。
シンプルに生きることと同じように、奥が深そうだ。

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2009/06/17

美味しいご飯

恵比寿ガーデンシネマで映画「eatrip」を観る。
フードディレクターの野村友里さんが初めて監督をつとめ、
人と食についての関係を描くドキュメンタリー。
食べるということの意味を、俳優の浅野忠信さんや、茶道家の千宗屋さん、
シンガーのUAさん、池上本門寺の住職さんなどが語り綴っていく。
そして、その合間合間で、料理研究家の米沢亜衣さんが料理をする姿が
インサートされるのだけど、仕事をする彼女の手の美しさに思わず見とれてしまう。
まるごとの鳥料理を作るのに、お腹にぎゅっ、ぎゅっっと、詰め物をしていくのだけど、
その手際の良さ、迷いのなさが小気味好い。痛快!と表現しても良いかもしれない。
実は、私は鳥が苦手だ。鳥のささ身ダイエットなんてもってのほか。
から揚げも焼き鳥も、食べろと言われれば食べるが、自分からは手をのばさない。
子供のころ、北海道で農業を営む友人宅に遊びに行ったとき、
最高のおもてなしをと、生きた鶏を調理してくれたことがあった。
生きていたものを食べる、というのは当たり前のことなのだけど、
私は、その時に聞いた鶏の最後の声を今でも忘れられない。
きえ―――っ!きえぇぇ―――!!と、
山を越え、畑を越え、どこまでもどこまでも響くような抑えようのない叫び。
その夜、鶏の恐怖と痛みを背負っていただいたスープは、どうしても喉を通らなかった。
だけど、食べる、生きる、ということは、そういうこと。
米沢さんが、ざっざっざっ、っと力強く鳥にレモンをこすり付けるのを観ながら、
この鳥は上手に成仏できただろうなぁ、なんて思っていた。
映画を観た後、ものすご―――くお腹がすいた。
悲しくても、怒ってても、やるせなくても、お腹って、すくんだよなぁ。
年間鑑賞映画目標の100本まで、あと71本。
晩ご飯は、Le Lionで、旬のアスパラサラダとブルゴーニュの赤ワイン。

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2009/06/16

祝!祝!祝!

新城幸也選手の、ツール・ド・フランス出場が決まったそうで、祝!祝!祝!
今年は、7月4日にモナコをスタートして、26日にパリにゴールする
世界最大の自転車ロードレース。
日本人としては、3人目の出場者ということで、本当に素晴らしい!
おめでとうございます!!!
新城選手で思い出すのは、去年の秋に参加した石垣島アースライド。
超ど級初心者なのに、100キロに挑戦した私。
上り坂でぜいぜい苦しんで、もう無理、もう駄目・・・と思っているところに、
どこからともなくすぅ――っと現れ、「もうちょっとで、あともうちょっと登れば、
石垣島で1番美しい景色が見えるから、頑張って!」と声をかけてくれた。
疲れ果てて声も出ないし、新城選手の方に顔をむければ転んでしまいそうな私に、
しばらく並走してくれた、とても優しくて清々しい青年。
「自転車って楽しいでしょ――、自転車って楽しいんだよ――!!あと少し!!」って
励まし続けてくれたのを覚えている。で、1番美しい景色に感動した直後、
幸せな下り坂を「ひ081130_105947_3ぃえぇぇぇ――こわいぃぃ―・・・」と叫びながら、思いっきり
突っ走る。「こわいけど、きもちい――!!!」
よろよろする私を、新城選手は右手で支え、
左手にかまえた携帯でぱちりと記念撮影。
それだけでもすごいのに、その後、自転車をこぎながら、
その写真をご自身のブログにアップしていた。
すご過ぎる。

ツール・ド・フランス!
新城選手に怪我がありませんように。
日本から精一杯応援しよ――う

しかし、いつ見ても、ヘルメット&サングラスで、虫みたいだな、私。

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2009/06/15

あと72本

日比谷で「レスラー」を観終わって、映画館を出たら大雨だった。
梅雨か。夏がくるのか。
最近なんだか、地に足がついてない感じがする。
どんな夏になるだろうか。ちょっと不安。
この映画「レスラー」で、第81回アカデミー主演男優賞の有力候補とされていた
ミッキー・ロークを、ず――っと支えてきたのは、愛犬だったそうだ。
オスカーを逃したことよりも、愛犬を亡くしたことの方を悲しんでいる、なんて記事を
読んだこともあるが、今、私を支えてくれているものは、なんだろう。
いろいろあるけど、何にもない気もして、なんだか、支離滅裂な自分がいる。
レスラーのように、リングに戻る決意をする日は、くるだろうか?


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2009/06/14

日曜日の甘味

日々チェGohonックしているブログやサイトがいくつかあるんだけど、その中のひとつが、
関谷江里の京都暮らし」。
江里さんは、京都のこと、特に美味しいものに関しては、
とっ――てもとっても頼りになる方。
京都に出かける際は、必ずバッグに入れておきたいご本
「京都 美味案内」を今年4月に扶桑社からお出しになり、
サイトでも、ほぼ毎日、季節ごとのお料理や、新しいお店を
紹介してくださっていて、よだれ注意なのである。
つい先日、「OKU」というお店のプリンが掲載されていて、
美味しそう――としばし写真に見とれた後、
つつつ・・・と読みすすんでいくと、
嬉しいONLINE SHOPの情報があるではないの!!!
そのまま迷いなく「OKU」のサイトへとび、一気にプリンとチーズケーキをお買い上げ。
いえ――い!!
で、待ちに待った今日、冷蔵便で大切に大切に届けられたのでした。
美味しいコーヒーを淹れて、イタダキマス!
PurinPurin2Chizuとろ~りとろとろ。アニス風味のカラメルが効いていて、美味し
チーズケーキは、余分なものが入っていないシンプルなお味で、
どちらも緑茶にも合いそう。ワインでも良いかも
今日は、早朝から、成田空港にお見送りに行ったりして、
ちょっとしんみりしていたんだけど、やっぱりそんな時は甘いものだわ。
今からもう1回、「OKU」のサイトにとんじゃいましょ。

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2009/06/13

晴れ!

090613_15070002天気予報では雨マークだったのに、晴れた土曜日。
蓮くん、4歳が、心を込めて作ってくれた、
てるてるぼうずのおかげだと思う。
ありがとう!
てるてるぼうずって、久しぶり。
そういう気持ち、忘れちゃいかんよ!ホントに。
子供って天才だ、ってよく聞くけど、自分にいないから
イマイチよくわからないけど、子供は天才だ。
大人たちは、昼間っからシャンパンあけてバーベキュー。
いい日だ。

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2009/06/12

ban rom sai展

六本木・AXISビルの3階にある「SAVOIR VIVRE(サボア・ヴィーブル)」で、
今日から開催される「ban rom sai展」へ。
バーンロムサイとは、タイ北部のチェンマイ市外にある施設で、両親をエイズで亡くし、
自分たちもHIVに母子感染した孤児たちが生活している場所。
私がこの施設のことを始めて知ったのは、2003年。
代表でいらっしゃる名取美和さんのご本「生きるって素敵なこと!
-名取美和が問いかける『幸せのかたち』」を読んで感動し、
インタビューさせていただいたことから。
寄付に頼るだけではなく、自立した運営を目指すために、
ホームの敷地内ではゲストハウスを運営し、オリジナルプロダクツの製作をしたりと、
働くことでお金を得る、ということを子供たちと共有する生活は、
なかなか長く続けられることではありません。だけど、いつお会いしても、
名取さんはいつも同じほほ笑で、揺るがない信念を持っていらっしゃる。
だからこそ、「ban rom sai展」にはできるだけ通い、
少しでも、ほんの少しでもお手伝いをしたい、と思う。
今回は、ガーゼやシルクシフォンなど、
触れると思わず笑顔になるやわらかさのスカーフやお洋服があったり、
見目鮮やかな、少数民族の古布を使ったバッグやサンダルがたっくさん。
刺繍がとっても細かくて、色彩豊かで、バッグを主役にしたスタイルが楽しめそう!
090612_16160001_2090612_16040002_2Dsc03064私は、チャリティベア携帯ストラップを購入。
このクマは多くの人たちの手によって作られているのだけど、
まずは、バーンロムサイの縫製場で出た端切れをHIV女性感染者団体へ。
HIVに感染しているという理由だけで、
差別を受けなかなか仕事に就くことが難しい人達に
少しでも職業の機会を作っていこうということで、そこで縫製と綿詰めが行われる。
次に山岳民族の女性達が顔付け(一部は服作り)をし、最後にタイや日本の
ボランティアの人達が服を着せたり、ビーズを付けたり、絵を描いたりと仕上げに入る。
こうしてたくさんの人の手を渡って来たクマは1つ1つ表情や衣装が違って、
世界でたった1つのオリジナルベア。どのクマにしようか、しばし迷ってしまう。
早速つけてみると、携帯を枕に、すやすや眠っている感じ。かわい
「ban rom sai展」は、6月23日(火)まで。ぜひ、ぜひ、お運びください。
それから、現地スタッフを募集しているそう。
ご興味のある方は、「ban rom sai」のウェブサイトをチェックしてください!

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2009/06/11

ピアノ演奏会

半蔵門のTOKYO FMホールにて、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで、
日本人初の1位に輝いたピアニスト・辻井伸行さんの演奏会。
帰国後初の演奏だった上に、恩師・横山幸雄先生の共演。
いや――、素晴らしかった!!!
演奏の前に、トークショーがあったのだけど、
すでに感動で涙があふれてしまいそうだった。
たくさんのお客さんを前に、緊張していますか?準備はどうですか?という問いに、
「早く皆さんに、僕のピアノを聴いていただきたいです。」とにこにこ。
そんなこと、なかなか言えない。
私は今まで、早く皆に聴いて欲しいと思える番組を作ったことがあっただろうか?
放送を終えて、あぁ、達成感!こんな番組がまた作りたい!と思うことはあっても、
放送前にあんなにもわくわくした顔をしていたことはなかった気がする。
早く皆さんに聴いて欲しいと思える、そこに、辻井さんが重ねてこられた
人並みはずれた努力と、ピアノに対する純粋過ぎる思いが見える。
辻井さんの音色は、ものすごく透明な感じがした。
弾いている間中、とっても楽しそうだった。
確かに鍵盤をとらえる指先に、たくさんの目があるようだった。
「ラフマニノフ協奏曲第二番 第一楽章」。
奏で出された音色が、
会場に飾ってあった真紅の薔薇の濃密な香りととろけあって、五感を刺激する。
まだまだ20歳の辻井さん。絶頂にあると思いきや、まだまだスタート地点。
幸せなスタートを切れたと思うけれど、これからどう成長していくのかを見て欲しい、
ともおっしゃっていた。何から何まで、頭があがらない。

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2009/06/10

お腹減った!

映画「南極料理人」の試写会へ。
すっごい笑える。げらげら。
しかも、すっごい美味しそう―――!!
四方八方でお腹がぐーぐーなり、生唾ごっくんの効果音が響く。
氷点下54℃、標高は3810mと富士山より高いという南極ドームふじ基地に
集まった8人の男性観測隊員たちの単身赴任ぶりを描いた作品だが、
原作は、西村淳さんの「面白南極料理人」。
西村さんは、海上保安庁在任中に、2度、南極観測隊員に選ばれ、
実際に越冬を経験した方。ご本も読んでみたい。
で、この西村さんと同じ調理担当を演じているのが、堺雅人さん。
インタビューで、この作品のどんな点に魅力を感じたか、という質問に対し、
「南極という一番劇的な場所に行きながら、結果何が起きるわけでもない、
そのドラマの“起こらなさ”がおもしろいと思いました。
ワンシチュエーション・コメディのような・・・。」と答えていらっしゃったけど、
まさに!
役者というか、コメディアンというか、みんな楽しくて素晴らしい。
NHKで放送していた「サラリーマンNEO」でも大好きだった生瀬勝久さんや、
いぶし銀のきたろうさんを始め、もう、この先、何か別のまじめな作品で見ても、
思い出し笑いしてしまいそう。ぷくく。

(o≧∇≦)o

公開は、8月8日からテアトル新宿にて先行ロードショーされ、
全国ロードショーは8月22日から。
Dsc03057観終わって、ラーメンが食べたい!ラーメン!!!
ラーメン食べたい――!って気分になったのだけど、
夜も遅かったので、おとなしく帰宅。
でも、ひとりシャンパンwithチェリー&グレープフルーツ。
これでやめときゃ良いのに、チーズにハムなんかも
用意し始めたりしちゃったりして。
その上、お鍋の中には、
じっくり煮込まれた3日目のカレー。
あぁ、そそられる・・・。
年間鑑賞映画目標100本までは、あと73本。

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2009/06/09

死ぬ間際に、それまで生きてきた中で味わってきた、
悲しみや怒りや絶望感や虚無感といった感情と、
楽しさや幸せや充実感や満足感といった感情を天秤にかけたら、
一体どちらの量が多いだろうか。
今日は、ばかばかしくて悲しいことがあった。
どうでも良いことにしたくて、皇居まわりをぐるっと1周走ったけど、相殺されず。
だから、ひかえていた油ものを食べちゃおうと、とんかつ屋さんへ行ったけど、
結局、しょうが焼きを頼んでしまう。
で、これでどうだ!?と、とんかつ屋さんの通り道にあるクレープリーで、
バターと砂糖がたっぷりしみ込んだクレープを食べる。
その後、マッサージにも行ったし。

.':(´艸`):'.

ちょっと自分に過保護になり過ぎたかな。
だけど、食後4時間以内は寝ない。眠いけど。今すぐ寝たいけど。

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2009/06/08

あと74本

アメリカでの封切り時は、たった4館での上映だったけど、
最終的には、270館にまで拡大したという映画「the Visitor 扉をたたく人」を観る。
初老の大学教授と、移民の青年との交流を描いた作品。
人々のやりとりはとても温かく思えるのだけど、
人間の残虐さというか、底意地の悪さというか、理不尽さというか、
なんともいえない後味の悪さが共存する。
その極端な触れ幅こそが、人間なのだ、とも言えるけど。
公開は6月27日(土)。
サントラ欲しいな――。

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2009/06/07

マラソン

第8回 果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会に参加。
Photo_2今回は、ハーフ。
2時間30分の制限時間が設けられていたのだけど、
2時間28分14秒でぎりぎりゴール!
いやぁ、間に合って良かった。本当に良かった。
21キロ走ったのに、記録にならないなんて、
悲し過ぎるもの。というわけで、無事完走できたからこそ、
特筆すべきおもしろかったことがいくつか。
スタート地点は陸上自衛隊神町駐屯地。
迷彩色の車や飛行機が並ぶ中を走り始め、
いつの間にか街中を走っているというコース。
左右にさくらんぼ畑が広がっていて、作業着姿の方々が、
脚立の上からフェンス越しに応援してくれる。注目したいのは、その脚立使いの巧みさ。片足でしっかり体を支え、天辺から大きく手をふってくれる。
その見事な安定感が、なぜか心を穏やかにしてくれる。ほがらか――!
沿道のおじいちゃん、おばあちゃんからも、大きな声で声援が届く。
「いぇがお!いぇがぁおで!!」
ん???「いぇがお」って何だ!?
数メートル走った先で、あ!笑顔だ!!と気づく。思わずにっこり。
と、笑顔は連鎖するものなのか、その瞬間に、目に飛び込んでくる横断幕。
「完走!米男!!!」
さすが山形!という味のあるいいお名前。再びにんまりしてしまう。
なんか、温かい大会だなぁ。
小さな子供たちも、「いっぱい!いっぱい!」と目を丸くして大興奮。
両手を振り回してはしゃぐ姿がとてもかわいい。そうよね、
こんなにたくさんの人間が一同に移動している光景なんて、そうはないものね。
そんなこんなで、スタートから10キロまではひたすらひたっすら緩やかな上り坂。
何度となく、もう駄目だ・・・と思ったくらい、本当に辛いのだけど、
素朴で心優しい応援に励まされて、なんとか走り続ける。
スタート前、トイレの列に並んでいる時に、一緒に走ったadidasの万美さんがくれた
UHA味覚糖のキャンディ「特農ミルク」にも救われる。
リスのようにほっぺの中にしまいこんで、大切に大切に体に糖分を補う。
たった1粒のキャンディだけど、あなどるなかれ。もう、1歩も走れないと思っても、
ぺろっとひと舐めすれば、重力に負けていた体に力が漲って、再び腹筋がぐぐっとUP。
そして、10キロまで頑張って、折り返せば、くだり坂。高台から、一気に視界が開ける。
天気が良ければ、もっと美しかっただろうな。
だけど、なぜ、走るたびにもう嫌だ、もう走りたくないと思うのに、終わってしまえば、
次のレース計画を、うきうきと立ててしまうのだろうか。
ワインを飲みつつのベルリンマラソンとか、
松嶋啓介シェフの一つ星フレンチを楽しみつつのニースマラソンとか、
はたまたストレートな食べ物系ランで、宮古サーモンマラソンとか。
うしし。どれにしようかな。

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2009/06/06

山形へ

初山形!天童温泉へ。
ホテルに着くと、美味しいお出迎え。
Photo Photo_2 Photo_4 温めのお湯で温泉たまご
「瀧の湯」の素敵なサービス。うれし――。
ちょっと休んでからお出かけ。
またまた人生初!
続いてはさくらんぼ狩りへ。
路地ものの佐藤錦にはまだ時期が早いらしく、紅さやかという種類をもぎとり。
Photo_5 Photo_6 Photo_7 もいでは食べて、もいでは食べて、さくらんぼでお腹をいっぱいにするなんて、
とっても贅沢。
しかも、アバウトに30分~40分の間食べ放題で、なんと1000円という安さ!
すばらしい地産地消!!仲野観光果樹園、お勧め。
ぜひ「瀧の湯」のフロントで予約をお願いしてからお出かけクダサイ。
ただまぁ、山形入りした目的は温泉とさくらんぼではナイのデス。
明日は、山形さくらんぼマラソンに参加。
ど――しよ・・・サッカー日本代表戦も観たいけど、明朝は5時起きで、悩むところ

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2009/06/05

ちゃんと伝える

タイトルからしてとってもストレートな映画「ちゃんと伝える」を観る。
EXILEのAKIRAさんが初主演、病気のお父さまよりも短い余命宣告を受けた
息子・史郎を演じている。存在感があるのにとても清い。
父親役の奥田瑛二さんと、母親役の高橋惠子さんは、さすが。
史郎の恋人役の伊藤歩さんも、初々しくてかわいくて、ものすごい透明感がある。
人生の最後の最後に、誰に何を伝えたいのか。何を伝えなくてはいけないのか。
同じシーンが、ごちゃまぜの時間軸で何度も何度もスクリーンに映し出されるのだけど、
例えば、史郎が家から会社までランニング通勤する場面。
最初は、ただただ、あぁ、走って会社に行くんだな、としか思わない。
だけど、次にそのシーンが出てくる時には、別の感情や状況のインフォメーションが
付け足され、思わず涙ぐんでしまう。
緑美しい山の斜面から、突然むき出しになる地層のように、
穏やかに見えた日常が、突如地すべりのように崩れていく。
そしてその生活には、色んな人の歴史や感情が
幾重にも幾重にも重なって絡み合っていたことがわかる。
ちゃんと伝えるのは難しい。だからこそ、ちゃんと伝わったと思うとき、
明日も生きたい、と思う。
これで、年間鑑賞映画目標の100本まで、あと75本。

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2009/06/04

ライブ

東京国際フォーラムホールCでJUJUのライブ。
1番最初に彼女の歌声を聴いたのは、渋谷にあるスペイン坂スタジオだった。
涙が頬を伝ったのを覚えている。あの時と変わらないのびやかな歌声。
優しい気持ちが溢れている。

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2009/06/03

6スタハワイ化計画

朝一番から収録。そしてその後は、皇居を望むスタジオにひとり篭って番組制作。
お昼ご飯も会社の近所でお弁当を買って、編集しながらぱっくぱく。
090603_08360001んな日の気分転換は、先週ハワイに行ってたシバレイさんからのお土産が大活躍。
ハワイ限定!トロピカル味のSavexをリップにぬりぬり。
これ、美味しい
それから、幸せを呼ぶクリームと名高いPure Hapaの
「HAUPIA ORANGE SOUFFLE BODY CREAM」を
デコルテにぬりぬり。七分立てのホイップクリームみたいに
ふわっとなめらかで、とっても良い香り。深呼吸。
ワイキキにあるStudio Rimのレイコさんのもとには、
このクリームを使った人たちからのいろんな幸せ報告が、
続々届いているんですって。素敵だわ。
私も続けるかしらん!?まずは、番組作らないと、だね。

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2009/06/01

ROOKIES -卒業-

思いっきり情熱的なものに接したくて、渋谷の映画館で「ROOKIES -卒業-」を観る。
毎月1日は、映画サービスデーで、1000円。制服姿の学生たちで大賑わいだっ090601_23080001_2た。
すぐお隣も女子高生で、携帯電話の待ちうけには、
「夢にときめけ!明日にきらめけ!」の文字。
始まる前からハンカチを握り締めて、かわいいな――と
思いつつ、いざ映画が始まれば、私も号泣。
信頼から生まれる人とのつながり。
同じ目標を共有することで強まる一体感。
誰もが一本気で、熱血で、そういう映画なんだ、って
わかっていても、純粋さに心打たれる。
なかなか職場では、こうはいかない。
これで、年間鑑賞映画の目標100本まで、あと76本。

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