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2009/04/29

幸せの実

「できることなら、もう1回やりなおして欲しい!」
「え――、私もです!何で今なの!?何でこのタイミングなの!?
って感じだったんですよ――!」と女たちが口を尖らす。
2008年の忘年会だったか、2009年の新年会だったかで取り交わされた会話。
確か、7人で飲んでいたのだけど、既婚女性2人の憤慨ぶりに、ふむふむ、へ――、
ほ――、と私を含めて、独身の他5人は徹底的に聞き役にまわったのを覚えている。
さて、一体何のことかと言うと、プロポーズの話である。
結婚を前提にマンションを購入し、同棲を始めたというHくんへのプロポーズ指南。
ちょっと、聞いてるの!?なんて目くじらを立てられ、ごにょごにょもごもごと
返事をにごし、所在無さげなHくんに、そうだよ――、ちゃんとロマンチックに
演出しなきゃ駄目だよ――と他のメンバーもにやにやと捲くし立てる。
経験者の2人によれば、結婚式よりプロポーズの方がずっとずっと大事らしい。
そんなもんかな。私も、自分でするよりは、相手にして欲しいと思うけど(って、
こんなことを書くと、そもそも結婚願望あったんだ――なんて言われそうだけど・・・)、
やりなおして欲しい!!って結婚してから7、8年経っても思うくらい
大事なことだったってことは、想像もしなかった。
・・・とまぁ、前段がつらつら長くなってしまったが、さっき、仕事から戻って、
家で苺を洗っていたら、そのHくんからの着信を知らせるバイブレーション。ブブブブ。
表示された名前を見た瞬間に、これから話す内容がなんとなくわかって、
もしもしの「も」ではなく、「お」を発する準備を整えてから電話に出る。
「おめでと――!」予想は的中し、結婚式は5月末だそう。ホントにおめでたい。
あ――でもない、こ――でもないと、いろんなプロポーズのシュミレーションを
させられたHくんが、結局どんな言葉で、どんな場所でプロポーズをしたのか、
聞くのが楽しみ。ふふふ。そう、そDsc02991して、私はといえば、電話をきって、ぱくぱくと苺を
食べた後、ベランダガーデニングに精を出す。
今日、生放送をしていた「横浜開国博Y150」の会場で
いただいた苗木をせっせ、せっせと鉢に植え替える。
細――く弱々しい枝に、ほんの気持ち葉っぱのついた
ブルーベリーの苗木。横浜緑化運動の一環で、
イベント期間中に、150万本を配る予定らしいのだが、
1本じゃ寂しいからと、2本もらってきたので、
少し大きめな鉢に、寄り添わせてえ植える。
すくすく育ちますように。
甘くて美味しい実がなったら、Hくんにもおすそ分けしよう。

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2009/04/28

優雅な朝

Dsc02969_2毎朝起きると、まず一緒に暮らす観葉植物たちに水を
やり、晴れていればベランダに出してやって日光浴を
させるのが日課である。元気がないと、どした?何か嫌な
ことあった?と声を掛け、緑につやつやと輝いていれば、
素敵だね――、きれいだね――、と話掛ける。
葉々の様子は日々違う。我が家にはいくつもの鉢が
あるが、その大半がオリーブの木。3月頭にイタリアに
行った時に見たオリーブ畑の清々しい感動が忘れられず、
帰国してからインターネットで大量購入したのだった。
と言っても、ドメスティックに小豆島産。
で、実をつけさせるには、何種類かのオリーブを一緒に
育てた方が良いというので、また別のショップで大量購入。配達してくださる方には
迷惑だっただろう。またこの家か。しかもまたオリーブかよ!って。
というわけで、今朝ものんきに水やりをしていると、1番大きなオリーブちゃんに異変。
思わずぎゃっと低い叫び声をあげてしまう。な、なにこれ。
一体全体どうしてこんなことになったのか?
なんと、巨大ななめくじが、植木鉢を悠々とはっていたのだ。
ぎえぇぇぇ。私の慌てふためきに対し、なんとも堂々とした悠然な姿。
声に驚いて早足で逃げるわけでもなく、(って聞こえないのかな?)マイペースに、
テラコッタにぬるぬるとした足跡を残している。うへぇぇぇ。気持ち悪い。
しかし、うちは8階である。下からここまで登って来たのか?それなら良い根性である。
もしくは時々物干し竿で休憩している鳥のお土産か。諸説考えられるけれど、
だけどまぁきっと、小豆島からやって来た説が有力だろうなぁと想像する。
でも、届いてからすでに数週間は経っている。だったら今までどこに隠れていたのか。
そういえば、こないだ友人が、家の観葉植物に虫が卵を産みつけたらしく、土から
うじが大量に這い出てきた、という不気味な話を聞いて、昨日、
虫よけの竹酢液をかけまくったから、それで苦しくなって出てきたのかもしれない。
だけどなんだか、色々想像すればするほど寒気がしてくる。コイツが、私が留守の間、
フローリングを這いまくっていたら嫌だな、とか。まさかこの食卓のバナナの上を
うねうね歩いたりはしていないだろうな?とか。ひとまずつぶさないように、手にヤツの
感触が伝わらないように、何重にもしたティッシュでつまみ、ビニール袋に入れて、
上をきゅっと結ぶ。ふぅ。一件落着。と、時計を見て、またまた、うぎゃあぁぁぁ!
わわわ!こんな大騒動で、大遅刻!
なめくじを見習って、はた迷惑ソッチノケ、悠然と出かけるべきか、否か。
否!
急ぐので、これにて、失礼つかまつるrun

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2009/04/27

ルイ・ヴィトン

AKB48のライブを見る。きらっきらの笑顔。皆、10代らしい。
ぴょんぴょん跳ねてクルクルまわりながら歌う。ときどき目が合うのだけど、
見られるこちらが照れてしまって、思わず目をそらしてしまう。
どきどき。しかも、彼女たちの膝小僧がとにかくかわいい。
たくさんのカメラも、彼女たちの笑顔を追いかける・・・と言っても、
ここは秋葉原ではない。なんと、表参道。しかも!ルイ・ヴィトDsc02985ン表参道店。
店の真ん中に、LVパンダがどど――ん!とキュート。
今夜は、村上隆さんがルイ・ヴィトンのために作った
新しいアニメーション、「SUPERFLAT FIRST LOVE」の
お披露目パーティ。華やか!キラキラ!
簡単に説明すると・・・そもそも、6年前、2003年の
春夏コレクションで、マーク・ジェイコブスさんが
村上さんにモノグラム・キャンバスの新しいデザインを
託して生まれたのが、モノグラム・マルチカラー。
で、このコラボレーションコレクションの誕生を記念して、
ルイ・ヴィトン初のアニメーションムービー
「SUPER FLAT MONOGRAM」が村上さんの手によって
制作されたというわけ。そして、この春、色鮮やかな新小物 "MULTICOLOR SPRING PALETTE" が発表され、この新作を記念して作られたのが、「SUPERFLAT MONOGRAM」の続編、「SUPERFLAT FIRST LOVE」。きゅんきゅんの初恋ムービー。 Dsc02986_2
明日・28日からルイ・ヴィトンの携帯サイトで観られるそう。
それにしても、なぜAKBだったかと言うと、
今回のアニメーションの主人公・アヤちゃんのモデルと
なったのが、AKB48の小野恵令奈ちゃんだったから。
いやはや、エネルギッシュな夜だったな。
お土産に、手乗りLVパンダをいただいて、退散!

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2009/04/26

自転車レッスン

昼前、「アッコにおまかせ」に後ろ髪をひかれつつも、
愛自転車のコルナゴちゃんにまたがり、青山を目指す。ぜいぜい、はぁはぁ。
タイヤの空気を数ヶ月入れずにいるので、進みが遅い。
前後に小さな子どもを乗せたママチャリに抜かされ、悔しい思いをするが、ここで
冷静さを失ってはいけない。ジャンプも飛べない、平均台も歩けない運動神経ゼロの
私にとっては、マイペースが1番の近道なのを良――く知っている。
焦らず、車の少ない道を選びながら、細心の注意をはらって目的地へ向かう。
う――辛い。
今日は、先月、赤坂にオープンした自転車ショップ、「Nicole EuroCycle」へ。
「憧れの輪行」、それから、「パンクなんて怖くない!」というワークショップに参加する。
輪行とは、自転車を分解して、バッグに入れて列車や飛行機に乗せ、自転車と一緒に
出かけること。Dsc02972 前輪も後輪も簡単にフレームからはずせるので、ぎゅっとコンパクトに
袋にしまって持ち歩くことができるのだ。
ちょっと重いけど。
昨年、石垣島アースライドに参加して、
100キロ完走した時は、完全に他力本願。
とにかく自転車のメカニックに関することは、
ぜ―――んぶ人にやってもらった。
私は乗ってよろよろ走るだけ。
東京に戻ってからも、タクシーで「POSITIVO(自転車を買ったお店)」まで運び、
1000円の工賃を払って組み立てていただいた。私は横で見ているだけ。
自分でできたらいいな――と思いつつも、皆がてきぱきやってくれるので、
できる人に任せた方が安心だし早い!という甘え根性で、教わることもしなかった。
だけど、一念発起。今日は1からきっちり教えていただく。
今回は実践はなく、「Nicole EuroCycle」の勝山店長が、素早く自転車を解体する様を
丁寧なポイント説明を聞きながら、じ――っと眺める、というスタイルのレッスン。
いとも容易く自転車のタイヤがはずされ、あっと言う間にバッグにしまわれていく。
人がやっているのを見ていると簡単そうなのだけど、いざ自分でやると、
大変なんだよな――とぶちぶち思っていたら、ちょっとやってみてください、
と言うので、やってみる。案の定、手元がぐらぐらと安定せず、うまくできない。
「慣れですよ。何度もやっているうちに、できるようになりますよ。」と勝山店長。
家で闇練でもしろってか?やっぱり、人にやってもらう方が安心だな――。
自分で組み立てた自転車なんて、走っているうちに
パーツがぽろぽろと落ちていってしまうんじゃないか、って気が気でないよ。
それから続けて、パンク修理の方法を教わる。
「POSITIVO」では、「もし、パンクしちゃったら、その場に自転車を止めて、
その横にちょこんと座って、ロードに乗った人が来るのを待ってたら良いですよ。
パンクしちゃいました~って涙目で訴えたら、絶対に手伝ってくれますから!
自分でやり方を覚えてやるより、待ってる時間の方がきっと短いや!ははは!」
なんて100%人頼みを薦められる始末。そっか――、そうだよな――、と冗談を
本気にしていたのだけど、今日、教わってみて改めて思う。め、めんどくさい。
チェックポイントがいくつもあり、覚えられない。
パンクしちゃった時は、膝を抱えて優しいロード乗りが現れるのを待とう。
私、自分のすることが1番信用できなかったりする。
だけど、空気はちゃんとひとりで入れられるようになったもんね――!
って、当たり前、か。
でも、今まで空気を入れることもできなかったから、亀の歩みよりのろいけど、進歩。
ロードバイクの購入を考えていらっしゃる方、
POSITIVO」と「Nicole EuroCycle」は、初心者にもとっても親切!
高い高い買い物なので、気に入ったものを買うっていう一時的なことじゃなくて、
買った後も、メンテナンスとかワークショップとか、ただただ世間話をしに寄るとか、
信頼して通えるお店を見つけることが1番デス。

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2009/04/25

My シューズ!

今日は雨。雨が降ると、悩むのが、お出かけ時の靴。
はっきり言って、私の愛する靴たちは高い。
というより、なんだこりゃ――??と頭を抱えるような値段の靴をいかにお安く
手に入れるかに燃えるのだ。例えば、アウトレットだったり、インターネットだったり。
わたしゃ死んでも定価じゃ買わないよ!!!という意気込みである。だけど、
いくら安く買ったからと言って、見目美しく足に吸い付くようにフィットする靴たちを、
雨ざらしで履くわけにはいかない。だから、玄関で悩み込むのである。
だいたいは、雨の日用にと、渋谷スペイン坂の途中にあるポップな靴屋さんで
買った靴か、クロックスか、という選択肢しかないのだけど。
しかし、私の靴好きって、いつからだっけ?
玄関には、一人暮らしには大きすぎる靴棚があるのだけど、それには入りきらず、
ウォークインクローゼットにまで靴の箱が侵出し、高く高く積み上げられている。
今年に入ってから3ヶ月と少しが経ったところだけど、3足のセルジオ・ロッシと、
2足のアンテプリマと、4足のクロックスと、1足のアシックスのランニングシューズが
仲間に加わった。Dsc02971で、今まであったものは1足も捨てていないのだから、
靴箱から溢れても仕方がない。
一体何がきっかけでこうなったんだっけ?
学生の頃、そこまで靴に愛着があったような覚えはない。
勤め始めてからだ。記憶の糸をたどっていくと、たぶん、
きっかけになったのは、1冊の本。しかも、その中の
数行である。林真理子さんのご本だったと思う。
たしか、恋人と別れて落ち込んでいる暇があるなら、
今まで履いていたものよりも高級な靴を2足買いに出かけなさい。
何故だか、高級な靴は、うなだれて履くことができない。
どんなに落ち込んでいても、それを履くとどうしても背筋がぴ――んとのび、
頭をすっとあげ、たおやかな笑顔をうかべてしまう。そんな内容だったはず。
まさに恋人と別れて悲しみの中にあった私は、急いで靴屋に走った。単純である。
当時、1万円前後の靴を愛用していた私、頑張って2万円台の靴を2足買った。
1足は履いて帰った。すると、思わずスキップしてしまうような、靴がどこか素晴らしい
場所につれて行ってくれるような感覚になり、それまでどよ――んとしていた気持ちが
ぱぁぁぁっっと晴れていったのだった。ホントに単純である。
だけど恐らく、靴に並々ならぬ愛情を持ち始めたのは、その時からだったと思う。
その後も、恋人と別れては靴を買い、仕事で辛いことにぶちあたっては靴を買う行為を
繰り返していると、今までよりも、高級なものを買わなくてはいけないのだから、
当然靴の値段はどんどんと上がっていった。たっぷり散財して、足に合わずに
1回履いただけで履かなくなってしまった靴もあった。だけど、良いこともある。
色んな靴を買いまくっているうちに、どんなにヒールが高くて華奢でも、まるで裸足で
歩いているかのように自分の足に合うものがあるということに気づくのである。
いくら高級で美しくても、歩きにくいのでは意味がない。
そのうちにブランドが絞れていって、無駄な靴を買うことが減った。
残念ながら、どんなに履きたいと思っても、「SEX and the CITY」のキャリーが
偏愛するマロノ・ブラニクや、お嬢さまのような品のあるTODSは、足のあちこちに
あたってしまい、痛くて歩けない。だけど、アンテプリマは、9センチのヒールが
あってもダッシュできるのではないか、セルジオ・ロッシは、フルマラソンが走れる
のではないか、と思うくらい足を心地よく包み込むのである。(やってみないけど!)
新しく棚に並んだロッシはサンダルで、履くにはまだ季節が早いけど、この華奢な靴が
どこまでも煌びやかな場所へ連れて行ってくれるように、軽やかな体を作らなくては。
昨日は皇居を1周したぞ。明日、雨がやんだらまた走ろう。今日はきゅっきゅと靴磨き。
でもって、ビニール傘とビニール靴で出かけよう!
Botanicaで低糖質イタリアンを食べて、お台場メディアージュで「グラン・トリノ」も観る。
雨用の4000円の靴も、楽しい場所を知っている。
じゃぁ、明日履く靴は、どこへ連れてってくれるかな。玄関で一人悩む姿が目に浮かぶ。

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2009/04/23

開国博Y150

1895年(安政6年)の開国・開港から、今年で150周年を迎える横浜。
祝150年!ということで、みなとみらい地区を中心にして、来週4月28日から、
「開国博Y150」が開催される。今日は、ひと足早く取材でプレスプレビューへ。
未来への「出航」をテーマに、横浜の歴史や魅力を様々な視点から知ることができる
のだけど、1番の注目は、フランスの巨大スペクタクルアート劇団「ラ・マシン」。
日本発上陸だそう。巨大な蜘蛛型のマシーンで、朝10時半から動き出すというので、
張り切って10時に会場へ行ったのだけど、待てども待てども動かない。
テレビクルーはカメラを構え、ラジオクルーはマイクを向けて、
記者さんたちもメモとペンを片手に、皆、取材に万全な体制を整えているものの、
巨大蜘蛛はぴくりとも動かない。その上、あたりにはフランス人の姿もない。
と、どこからともなく、11時半からに変更になったという情報が伝わってくる。
えぇぇ!?せっかく早起きしたのに!!!仕方がないので、
上半身種で下半身が船というとってもシュールなイメージキャラクターのたねまるくんと
握手をし、記念撮影。それから、横浜馬車道あいすの小豆味をいただき、
崎陽軒のしゅうまい弁当を買う。今日初めて知ったんだけど、横浜は、
日本のアイスクリーム発祥の地なんですって。明治時代のアイスクリームの風味を
イメージしたカスタード味もあり、こちらもひと口味見させていただく。甘めだけど、
たくさん歩いた後には、ちょうど良いかも。そんなこんなでぼやぼや時間をつぶして
090423_11310001_2ると・・・、シューシューッ、ジュルル、シュー、ジュルジュルジューーっと、
不気味な音が聞こえてきて、急いで巨大蜘蛛のもとに
駆け寄ると、8本の足を上下に動かしながら、口から
白い物体を吐き出していた。う――、、、む。
シュール過ぎる・・・。一応シュルシュルという音を
録音したものの、後で、聞きなおすの、嫌だな。ちなみに、
4月29日11時30分AM~トゥモローランドという場所に
作られた特設ステージからTOKYO FMのホリデー
スペシャル「Welcome Yokohama!」を、
内田恭子さんのナビゲートで公開生放送!
ぜひお出かけクダサイ!たねまるショーも、あるよ!

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2009/04/22

アースデー

日本武道館で、絢香さんのライブ。
TOKYO090422_12460001 FMと、JFNに加盟している全国37のラジオ局が毎年4月22日の
アースデーにライブを開催しているのだが、
今年そのステージに立ってくださったのが、絢香さん。
今回私は、小部屋に誂えられた即席中継スタジオから、
ライブの生中継をしていたのだけど、のびやかな歌声と
素直なメッセージは、多くの人の心をうったと思う。
アンコールは、小田和正さんがサプライズで登場。
40の年の差があるとは思えぬ歌声が重なり合う贅沢な
ひとときとなった。私、エコ、やる。
人も音楽も、厳しくも懐深い地球が、
長い時間をかけて育んできたものだもの。

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2009/04/21

おしりセレブ

トイレットペーパーを買うのがとにかく苦手である。
今日、ランチをいただいたHOTEL DE MIKU090421_23250001NIの化粧室で、それを確信。
便座で愕然とする。
今、我が家にあるのは、水色のペーパー。
色がついてかわいい上に、巨峰の香りもするという、
トイレットペーパーとしては、たいそう高価なものである。
なのに、どうしてなのか、悲しくなるくらいカタイのだ。
朝起きて早々に、がっかり。毎日毎日、がっかり。
お店で1番安いものを買っているならまだしも、それなりに値のはるものを買っているに、カタイ。
本当に腹が立つ。う―――、だんだんだん。地団駄。
そんなものを買ってしまった自分を、毎朝責めてしまう。
それに比べて、ミクニのトイレットペーパーの
やわらかかったこと。まるで赤ちゃんの肌のよう。
すいつくようにしっとりと純粋で上品なのだ。思わずため息。
グリーンピースのスープも新鮮で美味しかったし、平鱸もふわっと絶妙な
焼き加減だったし、デザートも繊細で素晴らしかったけど、お料理よりも何よりも、
極上なトイレットペーパーに心の底から感動してしまった。
細部にまで目が行き届いたサービスは、みごと。090421_12080001
薬局などに行くと、香りを試せるサンプルが置いてあるが
私のようなペーパー選びのセンスがない者のために、
ぜひ紙質をチェックできるようなサンプルを置いて欲しい。
たかがトイレットペーパーと言う方もいるかもしれないけど
いやはや、生活の豊かさを間違いなく左右するものだと
思う。我が家の棚に、水色ペーパーは、あと10個。
なんだか憎憎しい。あ――、
もう1度あのセレブ感あふれるペーパーにふれたい!
ミクニの玄関には、青々とした紫陽花の葉が美しかった。
花が咲く頃にまた。

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2009/04/20

まぁる!

今回のツアー3度目、山下達郎さんのライブにうかがう。
「神奈川県民ホールのお客さんは温かくてありがたい!」と達郎さんが
ステージでおっしゃっていた通り、気持ちがまぁるくなる素晴らしいライブだった。
聞くところによれば、数日前の中野サンプラザは、業界関係者が多かったこともあり、
達郎さんとお客さんとの果し合いにも似たライブだったそうだ。
それはそれで見てみたかったけど、私は、まぁるくなれてとても幸せ。

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2009/04/18

ランレッスン

先日参加した東京マラソンでは、自己ベストを更新した私・・・って、書いてて
恥ずかしくなってしまった・090418_12540001・・鈍足なんだけど、グロスタイムは6時間5分55秒、
でもってネットタイムは、5時間40分台で完走。
前回ホノルルマラソンでフルを走った時は、
6時間9分33秒で、トライアスリートの白戸太朗さんに、
「その記録じゃ完走とは認められないな――、
普段歩く速度よりも遅いスピードで歩いた区間が
あるんじゃないか――!!」って言われていましたが、
今回は、「完走と認めてやろう!」とおすみつきを
もらったのでした。がんばったも――ん!
で、今日は、ランニングスクール・East Tokyoランニング
クラブが開催するハーフマラソンで完走を目指すコース、
秋のハーフマラソンで自己ベスト!」に参加。
錦糸町にあるMIYAMOTO FUTSAL PARKにて、TOP GEARの白方健一コーチからの
レッスンを受ける。体中にびっしりと細かい汗をかくほどみっちりとストレッチした後、
近くの公園へ。基本の姿勢を学んで公園を1周。腕ふりを学んで公園を1周。
そして、深い呼吸法を学んで公園を1周090418_12550001。1度に色々言われると、
あちこち気にしなくちゃいけなくて、頭で考えてしまうためにわけわかんなくなっちゃうんだけど、
姿勢を体に覚えさせてから、腕ふりを覚えさせ、
それからさらに呼吸と、1層1層積み重ねるように
丁寧に教えていただけるのがとても嬉しい。
半年間かけて、全6回のコースなのだけど、
2000円で1回からでも参加できるそうなので、
ランに興味のある方は、ぜひ。
サッカーもしてみたくなったな――。
ところで余談だけど、私、宮本恒さまと誕生日が一緒heart02

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2009/04/12

エイジングの頃

「そろそろ髪のばしたら?」いつだったか、仕事と仕事の合間に軽い夕飯を食べながら、先輩ディレクターの中鋪さんに言われた。髪がどんどん細くなって、
きれいなロングヘアにならないんだそうだ。ふむ。
今が最後のチャンスじゃん?なんて、構成作家の白滝さんも頷いている。うん。
朝5時から、という早朝の番組を5年間担当していたこともあり、徹夜仕事もあるし、
取材だ原稿書きだと、なんだか手入れをする時間も勿体無くて、
腰まであった髪をばっさり切った数年前から、ずっとショートにしている私。
この4月から余裕も出たし、ちょっとのばしてみようかな、なんて気になっている。
髪をのばすのも最後のチャンス、子どもの頃、指に刺してしまった鉛筆の芯が、
大人になってもまだ同じ場所に残っているように、そろそろエイジングケアかなぁ、
なんて思いが、頭の片隅にずっとずっとあるのだが、
こないだ、ほぼ毎日顔を合わせている友人からキツイひと言。
「どしたの?顔がいたんでるよ。」

(゚_゚)

かおがいたんでる?

(´^`;)

かおがいたんでる?

Σw(゚д゚w)

・・・って、腐りかけってことかしら?言葉を理解する前に、「かわいそうに。」と続く。

( ̄口 ̄;)!!

かわいそうに、って、全然かわいそうなことなんてないんですけど、いたんでる、って、
腐ってる、ってことよね。(-_-|||)
怒りも悲しみも通り越し、なんだか説明のつかない感情を胸に、
てろてろ帰宅したのを覚えている。そして、今日、なぜか決心し、って
そんな大事でもないんだけど、新商品のサンプルをいただいてから洗面所の戸棚に
しまいっぱなしになっていたモノを手にする。090413_11530001P&Gの新しいアイテム、「エイチ・アンド・
エスhair & skin care ヘッドスパエッセンス」。
洗い流さないタイプのエッセンスで、地肌をうるおいで
みたし、根本から美しい髪を育んでくれるそうだ。
裏面をよく読むと、地肌の状態を整え、美しい髪の成長を
たすけます、とある。この液体でたっぷり地肌を
うるおしてから、指の腹で、ぎゅぎゅっとマッサージし、
ストレッチする。なかなか気持ちが良い。大きく育毛料、
とも書いてあるが、ブルーのスタイリッシュな見た目は、
お店に並んでいても、手にとりやすそうだ。ちなみに、
今週末4月18日に発売。それから、白と赤の2色使いの
パケージは、L'OREALの「REVITALIFT」。
白いアイクリームと赤いアイジェルの090413_115600012つのステップで、目元にハリを与えてくれるもの。
CMで川原亜矢子さんがPRされている商品だが、
なんだか、手に出た赤いクリームの色を見た瞬間に、
いや、まだまだ自分には早いかも、と思ったのだけど、
今使わずに、いつ使う??
洗顔後に、たっぷりぬり込むことにする。
髪のばすぞ――!
お――!!
シワを恐れないぞ――!
お――!!
春うららかな天気の良い日曜日、洗面台の前での決意。

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2009/04/11

和歌山に帰省している友人と、講演の仕事で京都に行っている友人から、
ほぼ同時にメールが届く。どちらも桜の話題。
京都では枝垂桜が満開で、和歌山では、お庭の桜が散りかけているそうだ。
「18歳の頃は、桜の花のことなど気にも留めていなかったせいか、
そのころ眺めた記憶がない。もったいないことです。」と書いてあったので、
「桜を愛でられるのは、オトナの特権かな。」と返事をした。
私自身も、桜の花がきれいだと思った最初の記憶をたどってみると、
わりとオトナになってからだということに気づく。学生の頃は、桜を見るために
時間をとるなんてしなかった。学校にも桜の木はあったけど、その木の下で友だちと
一緒にお弁当を食べたり、会話をした覚えはない。デートでお花見をしたことは
あったかもしれないけど、それはお金がなくて、桜を理由に、木の下でぼ――っと
していただけだった気がする。きっと、その瞬間、瞬間が、1番輝かしいと思っている時
桜の美しさなど、目に入らないのかもしれない。もう戻らない過去の時間たちを
尊く思える時、その時々に抱えている悩みや不安が、いつしか笑い事になる未来が
あることをなんとなく悟った時、毎年、当たり前のように美しく見事に咲き誇る
桜の木々を神々しく思うのかもしれない。東京の桜は、もう終わり。
自宅の目の前は桜並木だが、先週末はピンクにこんもりしていたけど、
今日は緑の方が目立つ。しかも、25度を超える夏日だそうだ。
090408_14580001090225_21440001090408_20490001まだ間に合う桜を探しに、北へ、北へ、行ってみようかな。


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2009/04/10

春の味

こんなふうに書くと、おじいさんかおばあさんになったような気持ちになるけれど、
桜の季節に毎年楽しみにしていることがある。観桜弁当も、お花見ランも、夜桜散歩も好きだけど、赤寶亭の桜アイス、これに勝る春の甘味はない。今年ももちろん食べる。アイスにた090410_13510001どり着くまでのお料理は、筍に蚕豆、鱒に木の芽とふきのとう、それに
ふきと若布って、春爛漫で鮮やかだけど、
やはりどうしても主役は〆の桜アイスになってしまう。
甘いだけじゃなくて、ちょっとしょっぱい。
この塩の効き加減が、他では味わえないスペシャルさ。
このアイスが食べられるだけでも、春って好きだ――。
「赤寶亭」、ミシュランのひとつ星も獲得しているけど、
私にとっては満天の星。
ランチは木・金・土のみ営業。ディナーコースも絶品。
来年の春が待ち遠しいと言わず、
この春の間に、ぜひに、ぜひに。

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2009/04/09

Newクロックス

スポーツ前後の回復をサポートする新しいクロックスが誕生!「pRepair(プリペアー)」。
優れたクッションン性で、足にかかる最大圧力を軽減し、圧力を均等に分散。
人間工学に基づく構造が、足を自然な形に保ち、血行を促し、
立ったり歩いたりする時の筋肉運動を軽減することにより、
アスリートの疲労回復プロセスをサポートしてくれるんですって。
これ、東京マラソン走った後に履いたら良かったんじゃない!?
実は、左足首に水がたまった状態になってしまい、ランの後数週間、安静にして
いなくてはいけなかったのだ。パンパンになって、入る靴がなかったから、残念。
さて、4月29日の発売に先立って履いてみると、確かに足裏に柔らかく心地よい。
靴底のぷちぷちにもちょっとしたマッサージ効果があるらしい。クロックスが独自に
開発したクロスライトに、ナノシルバーを染み090411_12200001_2込ませてあるので、殺菌作用もある上に、
じゃぶじゃぶ洗えるので、いつでも清潔だし。
形も3種類。写真の「プリペアー クロッグ」に、
ビーチサンダルのような「プリペアー フリップ」、
それからつっかけのような「プリペアー スライド」。
色も赤や黒やネイビーなどそれぞれ5種類。
今は、家履きとしてスリッパ代わりにぱたぱた。
もう少し温かくなったら、これでお出かけしてみよう。
もしかしたら、6月にハーフに出場するかもしれないし。
・・・って物好きよね。
自分でも笑っちゃう。

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2009/04/08

Caffè

新宿のハイアット リージェンシー東京へ。4月4日にリニューアルオープンしたばかりの「Caffè」で試食会。Kafe2アメリカ西海岸から取り寄せたという木壁で取り囲まれ、
店の中心にはオープンキッチン。ガラクタばかりを集めた
飾り棚や、タンブラーを組上げて作られたシャンデリアは
スーパーポテトのデザインとだけあって、遊び心満載で
とても楽しい。だけど不思議なのは、この楽しい素敵な
空間で働く方々の笑顔がぎこちなく張り付いてKafe1_2いること。
色んな対応や所作が、
びし――っとマニュアル化
されてるんだろう。なんだか
その様子が見ていてとても
おかしくて、試食メニューを
いただきながらくすくす笑って
しまう。人に遊び心を持たせるのは、至難の業なんだぁ。
遊び心があるないって、子供の頃から定められているもの
なのかしら。足が速いのと遅いのと同じようなものかな。
「Caffè」は、朝6時から夜12時まで。

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2009/04/06

映画たくさん

年間鑑賞映画目標の100本まで、あと87本。
「マンマ・ミーア!」を観てから、「重力ピエロ」を観る。
う――ん、逆の順番で観れば良かったかもしれないけど、
どちらも家族愛が根底のテーマとなった作品。
Billy Joelの「Movin Out」の時も、竹内まりやさんの「本気でオンリーユー」の時も、
こんなにも歌で日常を綴っていくことできるんだということに驚いた。
ABBAもそうだ。映画だけど、一緒に歌って踊りたい。
ギリシャの小島で結婚式だなんて、ホントに素敵で、それだけでウキウキする。
アマンダ・セイフライドかわいいし。
そういう意味で言えば、「重力ピエロ」の加瀬亮くんと
岡田将生くんも、とってもかわいい。あと、小日向文世さんも渋かったな。
結局その後、岡田くんが主演をつとめる映画「ハルフウェイ」も観る。きゅんきゅんだ。
3本とも、アプローチは違うけど、
若さの危うさ、青春のはらはらするような不安定さに、どきっとさせられる。
バランスって大事だけど、それだけじゃ、つまらない。

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2009/04/05

青春のミスチル

横浜アリーナで、Mr.Childrenのライブ。20年前、アマチュア時代に作ったのを、
と言って歌ってくれた曲がホントにとても懐かしくて、涙が出た。
もう何年も前、まだ私が学生だった頃、友人宅から歩くとちょっとかかる最寄の駅まで
バイクで送ってもらった。とても寒い冬の日で、「しっかりつかまっててね。」と言われて
ぎゅっっと腰にまわした手が寒くて寒くて凍えそうだった。手袋を忘れてしまったのだ。
ずっと我慢していたのだけど、さみ―――、もう無理、と思った瞬間、
バイクを運転していた友人の右手が私の手にのった。その後少しして、
右手はハンドルに戻り、次は左手。そして左手がハンドルに戻るとまた右手。
風が直接あたらないだけで、かなりあたたかい。それから、バイクの前後でミスチルを
歌った。なんの打合せもないのに、ふと口から出た曲が同じで、大笑い。
「♪車の中で~」と大きな声で歌いながら駅に向かった。
歌の包容力はすごい。
たぶん、今日横浜アリーナに集った何人もの人が、それぞれの思い出のワンシーンを、
あの曲が流れた数分の間に描いていたはずだ。今の時代の歌たちととに流れる、
今この時間を、大切に過ごしたいと心の底から思った。それが豊かな未来に
つながっていく。「今は少し我慢しても、一生懸命に働こうと思ってるんですよ。
もう少ししたら、楽しいことしよう、って。」はからずも、ライブの後に行った中目黒の
ジンギスカン屋さんで、オヤジがそんなことを言っていた。今日この日思い描いた
未来の自分と、現実がシンクロするいつの日かまで、がんばるのだ。
青春のミスチルがいつの時代にも青春でありますように。

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2009/04/04

さくら

コンビニの駐車スペースで、車止めに座り込んでパンに齧りついている。
あ――あ、スカートであんな格好して・・・みっともない、駄目なヤツだと思っても、
ほっておくわけにはいかない。私の中に存在する2人の私。まぁ、イメージだけど。
「行くよ!」と声をかける。返事がない。「行くよ。」もう1度言うと、視線もむけずに
「無理っすよ~」とけだるい答えが返ってくる。腹が立つが、ふ――とひと呼吸ついて、
「ほら、行くよ。」ともう1度呼びかける。「ね、行こう。」そのまま数分間の沈黙。
相手が根負けして、パンを雑に捨てて立ち上がる。迷惑そうに、「で、どこへ?」と
聞くので、「お花見ランだよ!」と元気に誘う。眠たそうな目に輝きはない。
それもそのはず。コイツは私の中に、溜まりに溜まったロウハイブツなのである。
老廃物。早く出さないと手遅れになる。0405_2

自宅の前の緑道には桜が満開。
ぐるぐるっと肩甲骨をまわして走り出す。
嫌だ嫌だと駄々をこねた理由がわかる。
体が重い。足が思うように動かない。左足首に
水がたまった状態で、フルマラソンを完走して
から2週間。まじっすか?もう走るの辞めたと
思ってましたけど・・・と体が叫ぶ。情けない。
どすどすというステップに、散歩中の犬が驚いて
びょんっと道をあけてくれる。あ、どもども。
良く手入れされたコッカー・スパニエルに、
右手をあげて挨拶し、どすどすと走りを続ける。
どすどす、ずるずる。30分は絶対に走ろう。
少しずつ汗が出て、改めて、走る気持ちよさを
確認していく。どすどす。ふと風が吹くと、はらはらはらとゆったり花びらが舞う。
キレイ。思わず立ち止まって天を仰ぐ。ジャージのポケットからカメラを取り出し、
ところどころ景色を切り取っていく。走っては撮り、走っては撮る。
突然、目の前で自転車が止まる。と、ぬっと手が出てくる。ぎょっとして顔をあげて、
金歯に釘付けになった数秒後、「とりましょうか?」という声が耳に飛び込んでくる。
サングラスをかけたおじさんが、にっこりと桜を指差している。あぁ!
「ありがとうございますっ。」と言うと、何故だかその手はおさめられ、おじさんは再び
自転車に乗って去って行く。???断ったつもりはなかったけど、日本語って難しい0405_4
0405_30405_5気を取り直してまたまたラン。小鳥が花の蜜を吸っているのか、時々、ぽとっと
花が落ちてくる。ちゅん、ちゅんとスズメたち。緑の固体はウグイスだろうか?
ブーランジェリーから美味しそうな香り。でも、「藤屋」だって。なんだかおかしい。
桜は人の気持ちを弛緩し、ほぐす。途中、ランニングコースを0405_6お花見の場所とりで
阻まれるが、ここに集まる笑顔を想像し、
レジャーシートの隙間をぬう。
だけどさ、ミサイルの準備をしているかどうかの
対岸で、花見客が朝8時前から場所取りを
している日本って、平和なんだか、どうなんだか。
「でもさ、アンタもそうじゃん。」
って言われれば、それもそうね。
のんびりお花見ランしてる私も同じ。
今日はまだちょっと足が痛くて、
イマイチすっきりしなかったけど、
ひとまずまたちょっとずつ、
走る距離を重ねていこう。
「え・・・、もうホントに嫌なんすけど・・・。」

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2009/04/01

エイプリルフール

「大きな声を出すなよ。僕は君の話を1時間も聞いてあげてるじゃないか。」
椅子に全体重をかけるようにして深く腰掛けた男性が言う。
遠目から見ても、季節はずれの赤いセーターが毛玉だらけなのがわかる。
青山墓地のすぐそばにあるウエストの喫茶コーナーは、天井が高いし、
テーブル間が広いし、遅くまで営業していう上に、紅茶もコーヒーもおかわり自由で、
とっても好きな場所なのだけど、今日は余興つきらしい。
「アンタは何もわかってない!!!私は週に休みゼロで働いているんだから!!!」
涙声になって女性が叫ぶ。
「だから、大きな声を出すなよ。」
女性の声が跳ね上がるたびに、男性の声には抑制がきいていく。
テーブルの上には、黄色地に赤紫色の斑点がいくつも浮かび上がった
気味の悪い蘭の花が飾られている。
斑点の数を声を出さずに数えながら、隣のテーブルから聞こえてくる会話を聞いて
いたのだが、いつの間にか、運ばれてきた熱々ふわふわのスフレに夢中になって、
隣の会話は途切れていった。
あの男性は、あと一体何時間、聞くに堪えない話を聞き続け、
女性はあとどれくらい、彼女以外には何の価値もない言葉を吐き続けるのだろうか。
「ねぇねぇ、東京の一部地域ではヒョウが降ってるって!」
友人が携帯の画面から目を離さずに話かけてくる。
へぇ、お天気も不気味だ。
そして、店内には「革命」が大音量で流れ続ける。
他愛もない日常、それもまたエンタメ。

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