ご報告!
快晴!とはいかないまでも、自転車日和。トライアスリートの白戸太朗さんが監修した「石垣島アースライド2008」に参加。100キロ完走を目指
す。思い起こせば、10月2日に愛車のコルナゴちゃんを手に入れてから、練習できたのは5日くらい。人事異動があったり、職場でばたばたして、なかなか練習に打ち込むことができなかった。ただ、どんな事情があっても時間は流れるもので、その日、はくるものである。いざ、未知の世界へ。でも、スタートの前に、まずは、私がこのアースライドに参加するために、超ど級初心者から、超がとれるくらいに色々教えてくれた永野さんに感謝。そして、永野さんの自転車仲間の山本隊長は、今回が初めましてだったにも関わらず、自転車暦20年の知恵を惜しげもなく伝授してくださり、感謝。後光差しこむおふたりのお姿!まぶしいデス![]()
さて!スタート地点となった児童公園には、313人の参加者と自転車。
小径車の人もいるし、ママチャリもいるし、思い思いの様子で楽しい。そして、朝8時、清々しい空気の中を、ピーと笛の音が響く。隊長のすぐ後ろにつくように言われ、スタートゲートをくぐるものの、直後、はぐれる。182センチと大きくて見失う方が難しい背中が、見当たらない。えぇぇ
どこ?どこ?あせって、ぐらぐら。早くも1コケかと思うが、なんとかこらえる。背後で、永野さんの笑い声がする。あぁ、100キロか。前途多難。
しかし、石垣島の景色は素晴らしい。透明がブルーになって、グリーンになって、群青となって、地平線へと続く。きれ―――!!と叫びながら、海の見える道を進む。ひたすら、ひたすら、ず―――っと進む。まだまだ。100キロは長い。しかも、アップ&ダウン。ダウンは良いけど、アップが辛い。その上、向かい風。厳しい。ひたすらペダルをまわす。
最初のエイドステーションは、20キロ地点。すぐ近くに、展望台があるようで、うろうろする人もいたけど、私にはすでにそんな気力もない。
自転車を降り、ふらふらとエイドステーションに並ぶ黒砂糖に手をのばす。サーターアンダギーとか、ちんすこうとか、スターフルーツなどの島の味がたっぷり用意されている。昨日受けたロングライド講習で、各エイドステーションで必ず何か食べるように白戸さんから指示されていたので、疲れ果てて吐き気がしても、無理に食べる。って、20キロで何言ってんだ?って感じだけど。でも食べると元気が出る。人間って単純だ。で、元気になったので、たまたま会った白戸さんとおしゃべり。そこで、自転車レーサー界のプリンス、新城幸也選手を紹介してもらう。ここ石垣島出身の選手だそうで、年明けから、フランスのチームに入ることが決まっているそうだ。話し込んでいると、永野さんに、行けるか――??と聞かれる。え?もう?と思うけど、2歳からず――っと水泳で鍛えてきた私。体育会ですもの、ふらふらしてたって、「はい」って言うしかないじゃん。
さ、続いて目指すのは、10キロ先のエイドステーション。あぁ、ホントに石垣島で良かった
。この美しい景色がなかったら、あっと言う間にめげてる。上り坂は5キロくらいの超とろとろペースで。下り坂は調子にのって50キロ以上出してぶっとばす。・・・とまぁ、そんな感じで10キロずつ、30キロ地点、40キロ地点とエイドステーションでエネルギーを補給しながら着実に距離をのばしていく。そして、最後に急な上り坂を力いっぱいのぼって、50キロの折り返し。残り少ない体力に鞭打つような急な坂。あ―――!やっと半分かぁ。これから同じ距離を戻るなんて、どうすれば良いのかな。パンパンの足、ハンドルを握る腕にいらない力が入ってしまっているため、首から肩のあたりもゴチゴチになっている。屈伸したり、いろんな部位の筋肉をのばしていると、またまた、「行けるか?」の声に、思わず、「はい!」と答えてしまう。本音はもうこんな辛いこと、やめたい。でも、美味しくビール飲みたいしな。夜は石垣牛の焼肉が待ってるから、行くか。折り返し、ゴールまでの道は、追い風みたいだし。
のぼって、くだって、のぼって、くだって。初めて知ったことだけど、向かい風の中を走るのと、追い風の中を走るのとでは聞こえてくる音が全然違う。向かい風は、ばたばたとけたたましいけど、追い風の時は驚くくらいに静か。へ――。驚きと発見。途中、どこからともなく新城選手があらわれて、デジカメで写真を撮ってくれる。あぁ、自由自在に自転車をあやつれて、いいな。

そんなこんなしていると、ふと、永野さんが、「あと10キロだぞ!」と。えぇぇ!うれし――!!ホントに!??思わず大きな声で叫んでしまう。う・れ・し――!るんるんで進む。と、途中、隊長がぼそり。「たぶんあと、20キロくらいあると思うよ。」えぇぇ!!何ですって?そんな飴と鞭、必要ないわよぉぉ。一瞬落ち込むが、どっちにしても、あと20キロ。今まで走ってきた80キロのことを考えると、完走以外のゴールはない。そんなこんなで、皆にいろんな方法で気を紛らわせてもらいながら、FINISHを目指す。前へ、前へ。すると、地元の助っ人ライダーを意味するビブスをつけたおじさんが、「あと、2~3キロだよ!」と声をかけてくれる。この人はきっと嘘をつくまい。イエ――イ!そんならありったけの力を出し切って、駆け抜けちゃおうかな!!
FINISHゲートは、スタート地点と同じ場所。ただ、芝生の上に構えている。凸凹に転びそうになりながら、さすがにここでこけるのは恥ずかしい。ふんばって進む。ゴール手前、ハイタッチを求める人が列を作ってくれている。でも私、ハンドルから手を離す技術がなく、無愛想にゴール。アナウンスによれば、6時間半かかったらしい。ろ、ろくじかんはん。すごい!頑張っ
た!だって、完走したいと思ってスタートしたけど、まさか完走できると思わなかったんだもの。だけど、なんだかゴールした直後だというのに、実感がわかない。でも、永野さんも、隊長も、頑張ったな、と褒めてくれる。頑張ったんだな。100キロ走ったんだな。だけど、ふたりがいなかったら、絶対に100キロも走れなかった。嬉しい!よりも、やったぁ!よりも、すごい!よりも、ありがとうの気持ちで心がいっぱいになる。
でも、私、こうして写真で客観的に自分を見ると、サングラスに、ヘルメットかぶって、なんか新種の虫みたいだわ。
100キロ!完走しました!!!
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